溶着率
溶着率とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
溶着率は、溶着効率ともいい、溶接を行ったことによる溶接棒の消耗質量に対する溶着金属(溶加材から溶接部に移行した金属)の質量比のことです。
溶接コストを向上するためには溶着率を上げることも重要な要素になります。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、溶着率の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2623
用語:溶着率
定義:
溶接棒の消耗質量に対する溶着金属の質量比。ただし溶接棒の使い残した部分を除く。被覆アーク溶接棒に対して通常は被覆質量を含めるが、特別な場合にはこれを含めない。溶着効率ともいう。対応英語(参考):
deposition efficiencyISO番号(参考):−