棒プラス
棒プラスとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
棒プラスは、DCEPとも言われ、直流アーク溶接における接続方法の一つです。直流アーク溶接において、電極又は溶接棒を溶接電源の陽極(プラス)側に、母材を陰極(マイナス)側に接続する方法のことです。溶接棒ではなく、溶接ワイヤの場合には、ワイヤプラスと言われます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、棒プラスの定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2617
用語:棒プラス
定義:
直流アーク溶接の場合の接続法で、母材を電源のマイナス側に、溶接棒又は電極をプラス側に接続した場合をいう。溶接ワイヤの場合にはワイヤプラスという。対応英語(参考):
electrode positive;
DCEPISO番号(参考):−