立向姿勢
立向姿勢とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接姿勢に定義される用語の一つです。
立向姿勢は、溶接作業者が溶接するときの溶接部に対する姿勢(溶接姿勢)で、4種類ある溶接姿勢の一つです。
立向姿勢には、上進溶接(下から上に向かって行う溶接)と下進溶接(上から下に向かって行う溶接)がありますが、何れの場合も、溶接軸がほぼ鉛直な継手に対して上又は下から鉛直にビードを置く溶接姿勢のことです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、立向姿勢の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接姿勢番号:2505
用語:立向姿勢
定義:
溶接軸がほぼ鉛直な継手に対し、上又は下から鉛直にビードを置く溶接姿勢。下から上に向かって行う溶接を上進溶接といい、上から下に向かって行う溶接を下進溶接という。対応英語(参考):
vertical position;
upward welding;
downward welding;
downhill weldingISO番号(参考):−