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溶接継手




溶接継手とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、溶接される継手、或いは、溶接された継手のことを意味します。溶接継手は、部材(板などの母材)の組み合わせ方によって、その種類としては、突合せ継手、重ね継手、T継手、十字継手、角継手(かど継手)、ヘリ継手(へり継手)、フレア継手、すみ肉継手、当て金継手、スカーフ継手、せぎり継手などがあります。
溶接継手には上述のような各種の継手の方法がありますが、溶接継手の選択は様々な条件を考慮して決定する必要があります。基本的には、伝達される荷重の大きさと種類を考慮して溶接継手を選択しますが、そのほかにも、溶接による変形がなく、溶接工数(経済性)なども考慮して決定する必要があります。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、溶接継手の定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接継手

番号:2401

用語:溶接継手

定義:
溶接される継手又は溶接された継手。これらの継手を用いる溶接を△△溶接という。例えば、突合せ継手溶接又は突合せ溶接、重ね継手すみ肉溶接又は重ねすみ肉溶接という。

対応英語(参考):
weld joint;
welded joint

ISO番号(参考):−