垂下特性
垂下特性とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接機器に定義される用語の一つです。
垂下特性は、アーク溶接用電源の外部特性の一種です。負荷電流の増大とともに電圧が著しく低下する特性で、負荷電流と負荷電圧の関係を示す特性曲線で表現されます。
垂下特性の溶接機では、多少アーク長さが変化しても溶接電流が変動しないという特性から、手振れがあっても溶接電流が大きくは変化しないので、被覆アーク溶接棒を用いる手溶接や手動の溶接に適しています。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、垂下特性の定義は以下です。
分類: アーク溶接 ≫ 溶接機器番号:2314
用語:垂下特性
定義:
アーク溶接用電源の外部特性の一種であって、負荷電流の増大とともに端子電圧が著しく低くなる特性。対応英語(参考):
drooping characteristicISO番号(参考):−