焼結フラックス
焼結フラックスとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接材料に定義される用語の一つです。
焼結フラックスは、サブマージアーク溶接(主として自動アーク溶接に用いられ、フラックス中において、溶接ワイヤと母材との間のアークから生じるアーク熱で溶接する方法)で用いられるフラックスの一種です。
焼結フラックスは、粉状原料(石灰石、ほたる石、酸化マグネシウム、アルミナなどを成分とする原料粉や金属粉、合金粉など)を、液状固着剤と混練して造粒後、700〜1000℃程度で焼結し、粉砕後に整粒したフラックスです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、焼結フラックスの定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接材料番号:2218
用語:焼結フラックス
定義:
サブマージアーク溶接用フラックスの一種で、粉状原料に液状固着剤を混合して練り、キルンなどを使用して造粒及び焼結(700〜1000℃)を行った後、ふるい分けによって粒度を整えたもの。対応英語(参考):
sintered fluxISO番号(参考):−