アーク溶接,溶接機,方法,種類,記号,TIG,ガス,スポット,継手,開先等-JIS規格

 

ボンドフラックス




ボンドフラックスとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接材料に定義される用語の一つです。
ボンドフラックスは、サブマージアーク溶接(主として自動アーク溶接に用いられ、フラックス中において、溶接ワイヤと母材との間のアークから生じるアーク熱で溶接する方法)で用いられるフラックスの一種です。
ボンドフラックスは、粉状原料(石灰石、ほたる石、酸化マグネシウム、アルミナなどを成分とする原料粉や金属粉、合金粉など)を、水ガラスなどの液状固着剤と混練して造粒後、400〜600℃程度で焼成し、粉砕後に整粒したフラックスです。

ボンドフラックスは、焼成温度が低いので、炭酸塩、金属、合金粉を添加することが可能で、溶接金属の低水素化、低酸素化、溶着速度の向上ができます。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ボンドフラックスの定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接材料

番号:2217

用語:ボンドフラックス

定義:
サブマージアーク溶接用フラックスの一種で、粉状原料に液状固着剤を混合して練り、キルンなどを使用して造粒及び乾燥(400〜600℃)を行った後、ふるい分けによって粒度を整えたもの。

対応英語(参考):
bonded flux

ISO番号(参考):−