アーク溶接,溶接機,方法,種類,記号,TIG,ガス,スポット,継手,開先等-JIS規格

 

溶融フラックス




溶融フラックスとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接材料に定義される用語の一つです。
溶融フラックスは、サブマージアーク溶接(主として自動アーク溶接に用いられ、フラックス中において、溶接ワイヤと母材との間のアークから生じるアーク熱で溶接する方法)で用いられるフラックスの一種です。
溶融フラックスは、鉱物原料を混合して電気炉などで加熱溶融・冷却後粉砕して、ふるい分けなどによって整粒したフラックスです。
溶融フラックスは、一般的には融点が低いので高速溶接に適しています。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、溶融フラックスの定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接材料

番号:2216

用語:溶融フラックス

定義:
サブマージアーク溶接用フラックスの一種で、原料を電気炉などで溶融してから粉砕し、ふるい分けによって粒度を整えたもの。

対応英語(参考):
fused flux;
melt flux

ISO番号(参考):−