エレクトロガスアーク溶接
エレクトロガスアーク溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
エレクトロガスアーク溶接は、アークを熱源とする溶接であるアーク溶接に分類される溶接方法の一種です。
エレクトロガスアーク溶接は、母材端と銅当て金や耐火性裏当て材などで溶融池を囲み、溶融金属の垂れ落ちを防止しつつ立向上進溶接をする溶接方法であり、ガスシールドアーク溶接(CO2、Ar などのガスによって、アーク及び溶着金属を大気から遮へいしながら行うアーク溶接の総称)の一種です。
エレクトロガスアーク溶接におけるシールドガスにはCO2(炭酸ガス)などが用いられ、また、溶接ワイヤにはソリッドワイヤやフラックス入りワイヤが用いられます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、エレクトロガスアーク溶接の定義は以下です。
分類: アーク溶接 ≫ 溶接方法番号:2121
用語:エレクトロガスアーク溶接
定義:
母材端と水冷銅壁で溶融池を囲み、炭酸ガスなどでシールドしてアークを発生させて行う一種の上進溶接。対応英語(参考):
electrogas arc welding;
electro-gas weldingISO番号(参考):857の1.6.3