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セルフシールドアーク溶接




セルフシールドアーク溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
セルフシールドアーク溶接は、アーク溶接(アークを熱源とする溶接)の一種であり、ティグ溶接(TIG溶接)やミグ溶接、マグ溶接などに代表されるガスシールドアーク溶接とは異なり、アークや溶着金属を大気から遮へいするためのシールドガスを外部から供給しないで行うアーク溶接のことです。
セルフシールドアーク溶接は、外部からシールドガスを供給しないかわりに、フラックス入りワイヤを用います。フラックス入りワイヤとは、管状になっていて、金属外皮の内部にアーク安定剤、脱酸剤、スラグ形成剤、金属粉末などが充てんされている溶接ワイヤです。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、セルフシールドアーク溶接の定義は以下です。

分類: アーク溶接 ≫ 溶接方法

番号:2115

用語:セルフシールドアーク溶接

定義:
フラックス入りワイヤを用いて、外部からシールドガスを供給しないで行うアーク溶接。

対応英語(参考):
self-shielded arc welding;
flux-cored wire metal-arc welding without gas shield

ISO番号(参考):857の1.2.4

セルフシールドアーク溶接の関連図
セルフシールドアーク溶接の関連図