ミグ溶接
ミグ溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
ミグ溶接は、アーク溶接(アークを熱源とする溶接)に分類される溶接で、イナートガスアーク溶接の一種です。
ミグ溶接は、シールドガスとしてイナートガス(不活性ガス)を用い、電極には溶接ワイヤ(溶接に使用されるコイル状の長いソリッドワイヤ及びフラックス入りワイヤの総称)を用いることから、ミグ溶接:MIG溶接(Metal Inert Gas welding)と呼ばれます。
ミグ溶接は、マグ溶接(CO2、Ar と CO2 との混合ガスなど、酸化性のシールドガスを用い、溶接ワイヤを電極とするアーク溶接の総称)などと同じように、電極が溶接材料となる溶極式(消耗電極式)のガスシールドアーク溶接です。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ミグ溶接の定義は以下です。
分類: アーク溶接 ≫ 溶接方法番号:2114
用語:ミグ溶接
定義:
溶極式のイナートガスアーク溶接の一種で、溶接ワイヤを電極とする溶接。対応英語(参考):
MIG (metal inert gas) welding;
metal-arc inert gas weldingISO番号(参考):857の1.2.7