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グラビティ溶接




グラビティ溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
グラビティ溶接は、重力式溶接とも言われ、被覆アーク溶接(被覆アーク溶接棒を用いて行う溶接)の一種です。
グラビティ溶接では、被覆アーク溶接棒の消耗に伴い、ホルダが傾斜したスライドバーを自重によって下降し、溶接棒と母材が一定の角度を保って溶接線上を移動して溶接を行うため、溶接作業者一人で複数台の溶接機を扱うことが可能です。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、グラビティ溶接の定義は以下です。

分類: アーク溶接 ≫ 溶接方法

番号:2105

用語:グラビティ溶接

定義:
被覆アーク溶接棒が溶融するに従って、棒支持部が重力によって下降し、棒が母材と一定角を保ちながら溶接線に沿って移動するようにして行う溶接。重力式溶接ともいう。

対応英語(参考):
gravity arc welding with covered electrode

ISO番号(参考):857の1.2.3