被覆アーク溶接
被覆アーク溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
被覆アーク溶接は、被覆アーク溶接棒（フラックスを施してあり、アーク溶接の電極として用いる溶接棒）を使って行う溶接のことです。
被覆アーク溶接は、手溶接（溶接操作を手で行う溶接）ともいわれ、炭素鋼や合金鋼などの鉄鋼材料から銅合金などの非鉄金属材料の溶接まで幅広く利用でき、また、大掛かりな装置が不要で簡便であり、適用範囲も広い溶接方法です。
JIS規格 溶接用語（JIS Z 3001）における、被覆アーク溶接の定義は以下です。
分類： アーク溶接 ≫ 溶接方法番号：2104
用語：被覆アーク溶接
定義：
被覆アーク溶接棒を用いて行う溶接。対応英語（参考）：
shielded metal arc welding;
manual metal arc welding;
metal arc welding with covered electrodeISO番号（参考）：857の1.2.2
被覆アーク溶接の関連図
