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半自動アーク溶接




半自動アーク溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アークを熱源とするアーク溶接の一種です。半自動アーク溶接は、単に半自動溶接とも言われますが、溶接ワイヤの送りが定速自動供給される装置を用いて、溶接トーチの移動を手動で行うアーク溶接の総称です。
半自動アーク溶接は、被覆アーク溶接棒を用いて行う被覆アーク溶接と比較すると溶着速度が速いので、一般に能率の高い溶接が可能です。
ガスシールドアーク溶接法(炭酸ガスアーク溶接、マグ溶接、ミグ溶接などガスによってアークと溶着金属を大気から遮へいして行うアーク溶接)が、半自動溶接としてよく用いられます。
半自動アーク溶接に用いられる溶接ワイヤには、ソリッドワイヤとフラックス入りのワイヤとがあります。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、半自動アーク溶接の定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接方法

番号:2102

用語:半自動アーク溶接

定義:
溶接ワイヤの送りが自動的にできる装置を用い、溶接トーチの操作は手で行うアーク溶接。単に半自動溶接ともいう。

対応英語(参考):
semi-automatic arc welding;
semi-automatic welding

ISO番号(参考):−