プラズマ溶接
プラズマ溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語の一つで、アーク溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
プラズマ溶接は、アークを熱源とする溶接であるアーク溶接のうち、プラズマアーク(機械的・電気的に収束されたプラズマ柱をもつアークで、高密度の熱を発生させるために使用するアーク)を熱源として行う溶接のことです。
プラズマ溶接には、プラズマアーク溶接とプラズマジェット溶接とがあります。
プラズマアーク溶接は、電極と母材との間に発生させるトランスファアークを利用して行うプラズマ溶接です。
プラズマジェット溶接は、電極とトーチ内のノズルとの間に発生させるノントランスファアークによって高温かつ高速の気流を発生させて、その熱で行うプラズマ溶接です。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、プラズマ溶接の定義は以下です。
分類: アーク溶接 ≫ 溶接方法番号:2122
用語:プラズマ溶接
定義:
プラズマアーク(1215参照)の熱で行う溶接。トランスファアーク(1215参照)を利用して行うプラズマアーク溶接と、ノントランスファアーク(1215参照)によって高温・高速の気流を発生させ、その熱で行うプラズマジェット溶接とがある。対応英語(参考):
plasma welding;
plasma arc welding;
plasma jet weldingISO番号(参考):857の1.2.12