ろう接
ろう接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、溶接一般の溶接方法に定義される用語の一つです。
ろう接は、母材を溶融せずに母材(被溶接材)より低い融点の金属の溶加材(ろう)を溶融させて接合面の隙間に流し込んで接合をする方法です。
ろう接には主に、硬ろうを使うろう付(ロウ付け)と、融点が比較的低いはんだ付(ハンダ付け)があります。
ろう接は、溶接方法としては、液相-固相反応接合法に分類される溶接になります。
主なろう接には、以下のような各種のろう付(ロウ付け)やはんだ付(ハンダ付け)があります。
・ろう付
・アークろう付
・塩浴ろう付
・置きろう付
・差しろう付
・真空ろう付
・ステップろう付
・赤外線ろう付
・抵抗ろう付
・ディップろう付
・トーチろう付
・誘導加熱ろう付
・炉内ろう付
・はんだ付
・塩浴はんだ付
・こてはんだ付
・超音波はんだ付
・真空はんだ付
・誘導加熱はんだ付
・トーチはんだ付
・赤外線はんだ付
・ディップはんだ付
・ウェーブはんだ付
・ドラッグはんだ付
・リフローはんだ付
・凝縮はんだ付
・光ビームはんだ付
・レーザビームはんだ付
・ブレーズはんだ付
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ろう接の定義は以下です。
分類: 一般 ≫ 溶接方法番号:1125
用語:ろう接
定義:
ろう又ははんだを用いて、母材をできるだけ溶融しないでぬれ現象で接合する、ろう付及びはんだ付の総称。対応英語(参考):
brazing and solderingISO番号(参考):857の2