超音波圧接
超音波圧接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、溶接一般の溶接方法に定義される用語の一つです。
超音波圧接は、摩擦圧接や常温圧接(冷間圧接)などと同じ固相接合(母材の融点以下の温度で行う溶接で、ろう材を用いず、加圧又は非加圧の状態で固相面どうしの溶接方法の総称)の一種です。
超音波圧接は、超音波溶接とも言われ、超音波振動を利用して行う固相溶接のことです。
超音波圧接では、溶接しようとする母材に圧力を加えながら超音波を与えるとによって固相面の接合を行います。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、超音波圧接の定義は以下です。
分類: 一般 ≫ 溶接方法番号:1122
用語:超音波圧接
定義:
母材を音極間に支持し、加圧しながら超音波を与え、その超音波振動を利用して行う固相接合。超音波溶接ともいう。対応英語(参考):
ultrasonic weldingISO番号(参考):857の1.5.1
超音波圧接の関連図