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電子ビーム溶接




電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、溶接一般の溶接方法に定義される用語の一つです。
電子ビーム溶接は、真空中でフィラメントを加熱して発生させた電子ビームを電磁コイルなどで高速加速させ、被溶接部に衝突させることにより運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて生じる衝撃発熱を利用して溶接する溶接方法です。
電子ビーム溶接は、溶接方法としては、融接(溶融溶接の略。溶接状態において材料に機械的圧力を加えずに行う接合方法の総称。アーク溶接、ガス溶接、抵抗溶接、テルミット溶接などがある。)に分類される高エネルギービーム溶接の一種です。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、電子ビーム溶接の定義は以下です。

分類:一般 ≫ 溶接方法

番号:1107

用語:電子ビーム溶接

定義:
真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接。

対応英語(参考):
electron beam welding

ISO番号(参考):857の1.6.8

電子ビーム溶接の関連図
電子ビーム溶接の関連図